レースのドイリー
手編みの大きなドイリーをメルカリで買いました。
ハンドメイド品というよりご親族が昔作った品物のようです。丸く広げると孔雀の羽根のような図柄が放射状に広がってとても立派です。大変気に入りましたが、赤の他人がこの大作を譲ってもらっていいのだろうかとすこし戸惑いも感じます。
刺繍や編み物という趣味や物に興味があります。何度も本を買って素材を揃えても手を動かすところまでいかずに終わってしまう、典型的な三日坊主。「作品」を作り上げる人にその作品と同じくらい憧れて嫉妬すら感じることがあります。
嫉妬なんてちょっと怖い言葉ですが、言葉にして誰かに伝えると昇華できると好きなイラストレーターさんが言っていました。見聞きしたり心に浮かんだ時はむしろポジティブな言葉として目に入るようになりました。
話をもどして。自分にはとても作れない大作も、作品を買うことで手にすることができるのは幸せなことです。このドイリーを作った本人がそれを望んでいたかはわかりませんが、大事に使うことでお気に入りのヴィンテージレースになっていってくれるかなと思います。